コーヒー豆の焙煎とは?焙煎度の違いってなに?

珈琲

こんにちはchocoです🍫
この記事では、私がコーヒー屋さんで働くまで、知らなかった事実を紹介します。

 

その事実とは…
コーヒー豆の焙煎について!

 

「焙煎」という言葉を聞いたことはあるけど、一体どういうこと?焙煎度で味が変わるって、全然ちんぷんかんぷんなんですけど〜!!!って感じで頭を抱えておりました(笑)焙煎の漢字の読みも「ばいせん」であってる?って自信なかったです(トホホ)

 

「この豆は、フレンチローストですか?」とお客様に聞かれアタフタ。フレンチ?洋食に合うコーヒーのこと?(心の中ではそんなことを思った記憶があります)この記事では、コーヒー豆の焙煎について詳しくみていきたいと思います。

 

焙煎とは

焙煎とは、生の豆を煎ることで「ロースト」とも呼ばれています。私にとっては「煎る」って言葉の意味がわからず初耳!普段使います?使わないですよね?(無知ですが、無事30年間生きてこれました笑)煎るとは、「材料を火にかけて動かしながら水気がなくなるまで熱すること」と知ったのもコーヒー屋さんで働き始めてからです。(このことは秘密にしておきたい)

 

※焙煎=コーヒー豆を焼くことと考えると、シンプルでわかりやすい!

 

生のコーヒー豆は、緑がかったベージュ色です。グリーンビーンズとも呼ばれています。このままだとコーヒーらしい味も香りもないのです。

生のコーヒー豆を、焙煎することによってお馴染みの茶色のコーヒー豆が生まれます。

焙煎すると色の変化だけではなく、香ばしいコーヒーの香りも出てきます。この焙煎が浅いほど酸味が強く薄い色、深いほど苦味が強く濃い色が出てきます。(浅いとか深いとか、コーヒーの専門用語に感じてわかりづらかったのですが、私だけでしょうか?)

 

※焼き加減の時間が短いものを浅煎り・焼き加減の時間が長いものを深煎りと考えると、シンプルでわかりやすい!

 

焙煎度の種類

焙煎度とは、どのくらい加熱したのかを表す言葉です。シンプルに焼き加減!(このシンプルのくだり、うるさいですね。そろそろやめます。笑)

 

日本では浅煎り・中煎り・中深煎り・深煎りと言われています。さらにここから細かくしていくと、ライト・シナモン・ミディアム・ハイ・シティ・フルシティ・フレンチ・イタリアンと8段階の分類も使われています。とうとうでましたね!フレンチ!他にもカタカナ勢揃い。

 

焙煎度の種類はお店によっても多少異なります。同じくらいの焙煎度だとしても、Aコーヒー店でシナモンと表記しているのに対し、Bコーヒー店ではミディアムと表記している感じです。(カレー屋さんでいう、中辛と辛口の境目がお店によって違うといったところでしょうか←逆にわかりにくかったらごめんなさい)

 

海外では、イタリアンローストより、フレンチローストの方が深い焙煎度を示すこともあります。絶対こうである!といった決まりはないということですね。

 

味の特徴

焙煎度の分類と特徴を知っておくと、自分好みのコーヒー豆との出会いが多くなります♪コーヒー豆の銘柄によって変わるのはもちろんのこと、焙煎度も気にすると新しい発見があるに違いありません!知っておきたい焙煎度のポイントをまとめてみます。

 

焙煎度が深煎り⇆焙煎度が浅煎り
 苦味   ⇆    苦味
 酸味   ⇆    酸味
深煎りになればなるほど、苦味が強くなり、浅煎りになればなるほど、酸味が強くなります。
このポイントを頭に入れておくと、コーヒー豆を選ぶ楽しみもまたひとつ増えるはず

 

浅煎り

ライトロースト最も浅い焙煎度合いです。酸味が強く、苦味はほとんど感じられません。一般的に、ライトローストでコーヒーが提供される機会は少なく、コーヒー豆の個性を見るためのテストに使われることが多いです。

 

シナモンロースト香りを感じ始めますが、酸味が強く、苦味はあまり感じられません。丁寧に生産された高品質のコーヒー豆ならば、果実のような甘い酸味が感じられ、コーヒー豆の特徴がでてくる焙煎度です。

 

中煎り

ミディアムロースト比較的よく見かける栗色のコーヒー豆です。酸味が中心ですが、焦がしカラメルようなビターな味わいもあります。口あたりは軽く、さわやかな味わい・スッキリと飲める印象です。

 

ハイロースト最も風味のバランスがとれている焙煎度です。酸味と苦味が半分ずつで、その中に甘みも感じられます。色は深めの茶色で、日本で好まれるスタンダードな焙煎度と言われています。

 

中深煎り

シティローストハイローストと同じく、日本で好まれる焙煎度です。色は濃い茶褐色で、酸味はやや抑えられ、コクがでてきます。

 

フルシティローストコク深く、濃厚な味わい。コーヒー豆の表面に油が浮き上がって、少しツヤがでてくるのも特徴です。エスプレッソに使われるコーヒー豆は深煎りが多く使用されていましたが、近年ではシティロースト・フルシティーローストも多く使用されています。

 

深煎り

フレンチロースト香ばしさと苦味があり、酸味はほぼ感じられません。色は黒っぽい茶色で表面には油が多く浮き上がっています。深煎りのコーヒー豆は、クリームやミルクとの相性が良く、カフェオレにおすすめです。アイスコーヒーも深煎りのコーヒー豆が使われることが多いです。(浅煎りのアイスコーヒーもスッキリした味わいで美味しいです)

 

イタリアンロースト最も深い焙煎度です。苦味が強く感じられ、焦げた香味も加わり酸味は感じられなくなります。コーヒー豆の表面には油がにじみでていて、光っているレベルです。

 

まとめ

焙煎にも種類があり、同じコーヒー豆でも焙煎度が違えば、Aコーヒー店・Bコーヒー店で全く違う味わいを感じます。(実際に体験し、味の違いを実感しました。)

 

焙煎度の味の特徴を知ることで、コーヒー豆を選ぶ楽しさがまたひとつ増えれば嬉しいです♪コーヒー豆の焙煎は、プロの焙煎士がそれぞれのコーヒー豆が持った個性を引き出す為、焙煎度を選択しています。お店ごとにこだわりを持っているから、いろんなコーヒーを飲みたくなりますよね♡

 

読んでくださった方のコーヒーライフにひとつでもワクワク感が増えますように☕️

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