コーヒーベルトとは?コーヒーはどこでも栽培できるの?

珈琲

こんにちはchocoです🍫
この記事では、私がコーヒー屋さんで働くまで、知らなかった事実を紹介します。

 

その事実とは…
コーヒベルトとは、一体なんのこと?コーヒーはどこでも栽培できるの?

 

コーヒーの生産国と言えば、ブラジル!そんな印象を持っていました。

 

熱帯地域で栽培されるイメージはあったものの、他の理由は考えたこともなく気にもとめていませんでした。(←なんか上から目線)先輩に話を聞いてみると、コーヒーの栽培に適しているコーヒーベルトと呼ばれるエリアがあることが判明!

 

コーヒーベルト?ズボンにつけるあのベルト?私からはてなマークが出ていたこと間違いなし(笑)この記事ではコーヒーベルトについて詳しくみていきます!

 

コーヒーベルトとは

コーヒーベルトとは、コーヒーの栽培に適している赤道を中心とした北緯25度と南緯25度の間のことをいいます。熱帯・亜熱帯地域に集中しており、コーヒーゾーンとも呼ばれています。

 


https://www.coffeeroast-tokai.com/

 

茶色の部分が赤道を挟んだ北緯25度から南緯25度の地域です。
栽培地域がベルトのように位置することからそう呼ばれています。
コーヒー豆は世界中の様々な場所で栽培され、その数なんと約70ケ国!(政治が不安定などの理由から実態が明らかでない国や地域も…)

 

品質の良いコーヒー豆は収穫できる場所が限られており、栽培に適した条件がいくつかあります。
・年間平均降水量1500mm〜2000mm
・年間平均気温20℃前後
・寒暖差が大きい
この条件を満たすことができるのが、コーヒーベルトに位置する国や地域です♪(コーヒー豆の品種や標高によっても異なるため、全ての品質が良し!とは言いきれませんが、コーヒーベルトは栽培に適した土地が集中しています。)

 

主な生産国

世界中で愛されているコーヒーですが、生産国によって味わいや香りにも特徴が出ます。コーヒーベルトに位置する国をエリアごとにピックアップしていきます!

アフリカ・中近東エリア

・エチオピアコーヒー発祥の地!世界で初めてコーヒーを消費した国といわれています。アラビカ種の原産地としても有名です。エチオピアの方はよくコーヒーを飲むため、国内生産量が多く30〜40%は輸出されず国内で消費!さらには人口の約5分の1がコーヒー産業に関わっています。柔らかな酸味と甘みが特徴です。

 

・ケニア高品質なコーヒーが数多く生産されています!雨季が年に2回あり、収穫も年に2回あります。キレのある風味とフルーティーで酸味のあるコーヒーは、ケニアから世界へ発信といわれるほど、各国のバイヤーから注目されており、果実味溢れる高級品を生み出しています。

 

・タンザニアキリマンジャロでおなじみ!タンザニアのコーヒー豆と言えば「キリマンジャロ」が有名です。柑橘のような甘酸っぱい酸味が特徴です。
よく聞く「キリマンジャロコーヒー」ってどんなコーヒー?

 

 

アジア・太平洋エリア

・アメリカ(ハワイ)ハワイといえばコナコーヒー!ハワイ島は栽培に最適な気象条件が揃っています。ハワイコナコーヒーは粒の大きさで等級が分けられており、最も高品質であるエクストラファンシーは(等級の呼び名)現地でもなかなか手に入らないほど稀少とされています。
よく聞く「ハワイコナ」ってどんなコーヒー?

 

・インドネシアマンデリンが有名!世界でも知られているマンデリンの生産国のインドネシアですが、主な産地は国内生産量のおよそ75%を占めるスマトラ島!収穫時期と雨季が重なってしまうため「スマトラ式」と呼ばれる独自の精製が行われています。マイルドな香りと力強いコクを備えており、スパイシーな後味を感じます。

 

・ベトナムカネフォラ種生産量は世界最大!ベトナムは、ブラジルに続き世界第2位のコーヒー豆の生産量を誇ります。生産するコーヒー豆のほとんどはブレンドや、缶コーヒーに使用されます。力強いコクと苦味が特徴のため、コーヒーに練乳をいれるなどベトナム独自のコーヒー文化があります。近年では栽培の技術が進んでおり、豆の品質を高める取り組みが行われています。

 

中南米エリア

・ブラジルコーヒー生産量・輸出量どちらも世界ナンバー1!消費量はアメリカに次ぐ第2位!(惜しい)ブラジルの中でもエリアによって栽培するコーヒー豆の品種はさまざまです。全体的にクセがなく酸味が控えめで飲みやすい味わいが多いです。

 

・ジャマイカ日本で大人気のブルーマウンテンの産地!甘みや酸味、苦味やコクのバランスが良いのが特徴です。
よく聞く「ブルーマウンテン」ってどんなコーヒー?

 

・パナマ世界に衝撃を起こしたゲイシャ種が有名!2004年に大ブームを起こしたゲイシャ種は上品で芳醇な香りとほのかな酸味が特徴です。花や香水のような香りは世界でも支持されています。

 

日本で栽培できるの?

実は、日本でもコーヒー豆を栽培している地域があります。小笠原諸島や沖縄諸島など気温の高い地域では国産のコーヒーの栽培に取り組む生産者の方もいます。しかし、沖縄と言えば…台風が多いですよね!台風の影響はコーヒーを育てるにあたって間違いなく向い風。(台風だけに。私にしてはうまいこと言ってる♪)

 

コーヒーの栽培地として厳しい環境の中で育った国産のコーヒー豆は、まさに生産者の方の努力の賜物!稀少の国産コーヒーは、お値段もはりますが、ぜひ一度飲んでみたいですね♡

 

まとめ

世界中で愛され親しまれているコーヒー!コーヒーベルトを制覇するコーヒー豆の選び方も楽しそうですね♡どこの国で育てられ、海を渡ってやってきたのか、そんなことを考えながら飲むコーヒーはまたひと味違うかもしれません。

 

ホットコーヒーが恋しくなる季節、お家でまったり温まりながらコーヒーライフを楽しみましょ☕️

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