よく聞く「マンデリン」ってどんなコーヒー?

珈琲

こんにちはchocoです🍫
この記事では、私がコーヒー屋さんで働くまで、知らなかった事実を紹介します。

 

その事実とは…
マンデリンってどんなコーヒーなの!?

 

「マンデリンありますか?」
「マンデリンが好きです。」

マンデリンって聞いたことはあるけど…

 

国の名前じゃないだろうし、どんなコーヒーのことを言うのだろう?とハテナだらけでした。この記事では、よく聞く「マンデリン」について詳しくみていきます。

 

 

マンデリンとは?

マンデリンとは、インドネシアで栽培されるアラビカ種のコーヒー豆の銘柄です。コーヒー豆の銘柄は「ブラジル」「コスタリカ」など国名が付けられる場合もありますが、「ブルーマウンテン」や「モカ」のように、発信地の山や河、産地に由来する名前から付けられることもあります。

 

マンデリンは、インドネシアのスマトラ島にいたマンデリン族から名付けられました。

 

インドネシアで栽培されている品種は大半がロブスタ種です。19世紀後半、インドネシアでは病害によって木々が壊滅的な被害を受けました。そこで病害に強いロブスタ種の栽培がメインとなりましたが、一部の地域では最高のアラビカ種も栽培されています。

 

その代表といえるのがスマトラ島のマンデリンなんです。

 

生産量が少なく希少性や品質が高いことから高級銘柄といわれています。

高級銘柄、味わいが気になりますよね!早速、味わい・香りの特徴をみていきます。

もっと知りたい!コーヒーの品種について

マンデリンの特徴

味わい

マンデリンは、力強いボディでコク深い味わいが特徴です。酸味が弱く苦味成分を感じやすいため、日本人好みの深煎りで見かけることが多いです。

 

ガツンと重みのある味わいは、濃厚なチョコレートケーキとの相性も抜群!また、ミルクと合わせてカフェオレにするとミルクに負けることなく、コーヒー感をしっかりと味わうことができます。

 

マンデリンは夏の暑い時期に、水出しアイスコーヒーにして飲むのもおすすめです。

 

香り

マンデリンは、シナモンやハーブといったスパイシーな香りを楽しめます。深煎りのコーヒー豆は浅煎りに比べると、香りが分かりにくいですが、マンデリンならではの独特な香りは深煎りでも感じやすく、豆の個性がしっかりと出ている印象です。

 

香ばしいコーヒーの香りと共にエキゾチックなスパイスの香りもぜひみつけてみてください♪

 

マンデリンの生産処理

インドネシアのスマトラ島では、この土地ならではの独特の生産処理が行われています。その生産処理をスマトラ式と呼びます。

 

生産処理:コーヒー豆はコーヒーノキから採れるコーヒーチェリーの種子です。コーヒーチェリーは放置しておくと果肉の腐敗が始まるため、生豆の状態にします。コーヒーチェリーを生豆の状態にする工程を生産処理といいます。

通常、コーヒーチェリーの果肉を除去・洗浄した後、水分量が11〜13%程度になるまでしっかりと乾燥させ脱殻しますが、スマトラ式では、水分量が40〜50%程度で脱殻します。完全に乾燥させる前に脱殻し、その後また乾燥させます。

なぜ?一度に乾燥させればよくない?
って、思いますよね!!!

 

スマトラ島では収穫時期と雨季が重なり、天日乾燥が困難なため独自の生産処理が行われています。乾燥工程が2度に分かれている利点は、それぞれの乾燥工程の時間が短くて済むことです。

 

まとめ

マイルドな香味とコク深い味わいを感じるマンデリンは根強いファンも多く、酸味が苦手な方におすすめしたいコーヒーです。

読書のおともに・映画のおともに・自分へのご褒美時間に、ぜひマンデリンを堪能してください♪素敵なコーヒーライフをお過ごしください☕️

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