え?違いがあるの?コーヒードリッパーの種類と特徴

珈琲

こんにちはchocoです🍫
この記事では、私がコーヒー屋さんで働くまで、知らなかった事実を紹介します。

 

その事実とは…
ドリッパーにも種類や特徴があること!

 

コーヒー屋さんで働くまで、自分でコーヒーを淹れたことのない私にとってドリッパーは一体どういうもの?と思っていました。お店で販売しているドリッパーも種類や形が少し違う…何か意味があるのだろう!と薄々感じていたあの頃(笑)

 

いろんなドリッパーがありすぎて何を使えばいいかわからない!新しいドリッパーを購入したいけど難しそう!そんな思いがある方の参考になれば嬉しいです♡

 

ドリッパーとは

コーヒーを抽出するときに使う器具のひとつであるコーヒードリッパー。ペーパーフィルターを敷くタイプや敷かないタイプ、台形型のもの円錐型のもの、さらには陶器だったりステンレスだったり、さまざまなものが存在します。手入れが簡単でリーズナブルなものも多く初心者でも始めやすい器具のひとつです♪

 

ドリッパーはどれも同じじゃないの?と思ったら、とっても奥深い。とっても。(二度言う)美味しいコーヒーを自分で淹れよう!とドリッパーの購入を考えているのに悩んでしまう方も多いはず!

 

だって、とっても奥深いし(三度目)種類もありすぎて…とりあえずドリッパー購入すればなんとかなる!購入しちゃおう!って思いませんか?(同感の方、挙手お願いします)

 

購入したけど、思い通りの味にならない!

 

そんな時、ドリッパーの種類と特徴を知ることで、思い通りの味わいに近づくヒントが隠されている場合も多いです。

 

今回は大手コーヒーメーカー
・カリタ
・メリタ
・HARIO
・コーノ
4つのドリッパーの種類や特徴をみていきます!

 

ドリッパーの種類と特徴

ドリッパーの種類は大きく分けて、台形型と円錐型の2種類あります。一見同じに見えますが、ドリッパーの穴の数や穴の大きさ(お湯を注いでコーヒーになって出てくる部分の穴の数が違う。ドリッパーを覗き込むと見えます)さらには、リブ(ドリッパーの内側の作り)が異なります。

 

本当だ〜!と、ドリッパーを見て驚きました。
パッと見全くわからない(*_*)
早速この違いについてみていきます!

 

①台形型と円錐型の違い


https://www.thecoffeeshop.jp/

台形型と円錐型のドリッパーの違いは、お湯の流れが異なります。コーヒーの粉とお湯が触れる時間が変わるため味わいに差が出ます。

 

台形型:ある程度ドリッパーの底にコーヒーが溜まって落ちるため、一定の味わいを抽出することができます。初心者におすすめです!

 

円錐型:一箇所からコーヒーが落ちるため、お湯の注ぎ方や(全体に均等に注ぐなど)お湯の量、速さなどコントロールが求められます。台形型に比べると安定した抽出は何度も何度も積み重ねが必要といえます。(そこが醍醐味ともいえますね♡)

 

②穴の数と穴の大きさの違い

多くのドリッパーには1~3つの穴がついています。コーヒーの粉にお湯を注いだとき、一定のお湯の量・スピードを意識して注いだとしても、穴の数や穴の大きさでコーヒーの味わいが変わります。

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1つ穴なら一点に集中してコーヒーが抽出されるため、ゆっくり出てきます。そのためお湯とコーヒーの粉が触れる時間が長く濃い味わいになります。


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3つ穴なら3箇所からコーヒーが抽出されるため、早く出てきます。そのためサラッと薄めの印象になります。

 

穴の大きさが大きければ、コーヒーの抽出スピードも早いためスッキリとした味わいを楽しめます♪

 

③リブの違い
ドリッパーの内側にはリブと呼ばれる凸凹がついています。(ついていないものもあります)このリブ、なんの意味があるの?って思ってました!
リブ:リブがあることでペーパーフィルターとドリッパーの密着を防ぎます。密着すると、空気が通らないため抽出液が下におちにくくなります。お湯の流れを調節していることで味わいに変化が出ます。
リブは直線のもの・らせん状のもの・メーカーによってさまざまです。らせん状のリブでも、ドリッパーの下までリブがついているもの・下にしかついていないもの、沢山あります!美味しい一杯を研究したコーヒーメーカーのこだわりですね♪

 

こちらを踏まえて、4つのドリッパーの特徴をみていきます!

 

カリタ式(ウェーブ)

https://www.amazon.co.jp/

形:台形型
穴:3つ穴
リブ:なし
特徴:3つの穴といえば、縦一列の並びが多いですが、三角形に並んでいます。従来の製品だとリブがついているドリッパーが多いですが、こちらはリブなし!そのため、ウェーブ型のペーパーフィルターを使い空気の通り道を作ります。
 
ドリッパーの底が膨らんでいる作りも特徴です。この作りにすることで、ペーパーフィルターの底を浮かしており、穴をふさがないのでお湯の抜けを最後まで阻害しません。味のブレが少なく抽出できるので初心者にもおすすめです☆

 

メリタ式

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形:台形型
穴:1つ穴
リブ:直線
特徴:台形型で底の中心に1つ穴があります。最も古い歴史をもつペーパードリップ。他のドリッパーとの最大の違いはお湯を何度か注いで抽出するドリップが多い中、2回目で目的の抽出量のお湯を注ぎます。ドリッパーの高さや角度が計算されて作られています。
 
何度か注ぐことによって味のブレが出やすくなるのを防ぎ、手順がシンプルでわかりやすく味のブレが出にくいのが特徴です。2回で抽出できるのは楽ちん♪時間がない朝でも使いやすく、コーヒーの粉の量や挽き方を変えてレシピを作れば、いつでも自分好みの味わいを安定して抽出できるのが良いですね☆

 

HARIO式

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形:円錐型
穴:1つ穴
リブ:らせん状の長いリブ
特徴:大きな1つ穴でスパイラルリブと呼ばれるリブの作りが特徴です。正式には「V60透過ドリッパーと、人気のあるドリッパーです。リブをらせん状にすることで、フィルターが縦方向に密着するのを防ぎ、長いリブでより密着度を低くしています。
 
自由度の高いドリッパーで、お湯をゆっくり注げばコク深い味わいに近づき、早く注げばスッキリした味わいを楽しめます。自分自身の淹れ方で味わいがハッキリ変わるため自分好みの淹れ方が楽しめるメリットがありますが慣れるまでは味がブレやすい点もあります。

 

コーノ式

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形:円錐型
穴:1つ穴
リブ:下方のみ
特徴:リブが下方のみついているのがコーノ式独自の淹れ方の鍵!もともとプロ向けに開発されたこともあり、美味しく抽出するには練習が必要といえます。ドリッパーの上部にリブがついていないのは、ペーパーフィルターとドリッパーを密着させることでアクや雑味の成分を上部に残し留めておくため。
 
二重構造にすることで、雑味となるアクを浮かせて美味しい成分を抽出といった流れです。お湯の注ぎ方次第で、せっかく上部に浮かせた雑味が結局混ざってしまうなんてこともあるので難しい!

 

まとめ

おうち時間が多くなった2020年!外出できない今だからこそ、本格的で自分好みのコーヒーを楽しみましょ♡さまざまなコーヒーメーカーから美味しい一杯にこだわって開発されたドリッパー!形や色、陶器だったりステンレスだったり、とんでもない数がありますよね!

 

その中から自分のお気に入りを見つけるのも楽しみのひとつ♡味わいにこだわるのも、インテリアとしてこだわるのも、いろんなワクワク感があるドリッパー選び。読んでくださった方のお気に入りのアイテムがまたひとつ増えますように☕️

 

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